南天(ナンテン)

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●基本情報

名・由来 学名 Nandina domestica
英名 sacred bamboo  heavenly bamboo
和名 南天
中国原産。漢名の「南天燭」「南天竹」に由来。
南天燭:赤い実から灯火を連想
南天竹(南天竺):葉や幹の姿が竹に似ることから
開花期・草丈 5~7月 (花は仲夏:陰暦5月・夏半ばの季語)
2~3m
葉/実 葉柄の節が白ければ白南天、赤ければ赤南天。
11~2月に実(実は三冬:冬3か月の季語)
年性・性質 常緑低木。株立ち(毎年、株元から新幹が立ち上がる)
植え場所 午後日陰となる場所(西日を嫌う)
用土・植え方 土質問わず
水やり 不要
肥料 2月に寒肥
剪定 株立ちを3~5本程度に絞るとスッキリした自然樹形となる。
主幹が大きくなり過ぎたら主幹をカットして、ひこばえを成長させる。
病害虫 特になし
増やし方
薬用・他 「難を転ずる」に通じ庭木として人気。鬼門(北東)に白南天、裏鬼門(南西)に赤南天を植える。江戸時代から、魔除けや火災よけとして玄関先にも植えられていた。
冬の赤い実も人気。野鳥も食べにくる。
「南天実」(ナンテンジツ/咳止め)→咳、百日咳、二日酔い
「南天葉」(ナンテンヨウ/殺菌・消毒)→赤飯やおせち料理の腐敗防止のため南天の葉を飾る。健胃、解熱、鎮咳
樹皮・根皮は胃腸病・眼病に
花言葉 「私の愛は増すばかり」―白花~赤い実へと
「機知に富む」→様々な薬用の木
「福をなす」「よい家庭」→「新築・新居祝い」「帯祝い」「誕生日祝い」「子供の成長を願う」「願を立てたとき」「敬老・長寿祝い」「安全祈願」などの記念樹

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2018

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