立寒椿(タチカンツバキ)

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●基本情報

名・由来 学名 Camellia x hiemalis cv. Tachikantsubaki
英名 Tachikantsubaki
ツバキ科ツバキ属
和名 立寒椿 (別名 紅山茶花)
寒椿=山茶花と椿の交配種。縦に伸びるものが立寒椿(3~5m)。横に広がるものは這寒椿(1.5m前後)。
開花期 11月中旬~第1陣、1月中旬~第2陣→2月末まで約3ヶ月。赤花(椿は花全体がポトリと落ちるが、寒椿は花弁が散り敷く。椿に香りはないが、寒椿は鼻を寄せると強い香り)
葉/実 光沢のある固い葉。葉も実も薬用
年性・性質 常緑低木(3~5m)
ツバキ科は熱帯性で、日本は自生地としては北限
植え場所 強い直射日光に当たると幹が焼ける陰樹。
日当たりがよく西日が避けられる場所。
用土・植え方 赤玉土:鹿沼土:腐葉土=1:1:1
有機物の多い弱酸性の土。葉が黄色くなるのは土がアルカリに傾いている可能性。塀の基礎、コンクリートブロックなどの影響で土がアルカリ性になるような場所は避ける。
水やり 地植え不要
肥料 2月に寒肥
剪定 花後3月に忌み枝剪定。4月に実摘み。5月に突出枝の剪定。
病害虫 ハダニ、チャドクガ
花腐菌核病:花弁に茶褐色の斑紋。
すす病:カイガラムシの排せつ物に黒いすす状のカビ
増やし方
薬用・他 花:生薬で山茶。花を陰干しをして乾燥。弱った胃の改善
葉:切り傷や擦り傷にすりつぶして塗布。止血剤。お茶にすることで、ポリフェノールを吸収。
種:世界の3大オイル(オリーブオイル・ホオバオイル・椿油)。コレステロール値の低下、便秘改善。スキンケア。
花言葉 「愛嬌」(赤)、「控えめな愛」(ピンク)、「申し分ない愛らしさ」(白)
椿 山茶花 寒椿
5枚花弁でカップ状。散るときは花全体がポトリと落ちる。 八重咲きで平開。散るときは花弁がバラバラに散り敷く。 八重咲きで平開。散るときは花弁がバラバラに散り敷く。
なし

香り豊か

香り豊か

雄蕊

雄蕊の根本がくっついている

雄蕊の根本がくっついてない

雄蕊の根本がくっついてない

艶々。毛はない。
「艶葉木」(つやはき)

艶無し。鋸歯が椿より深い。葉の付け根あたりに細かい毛が密集。 艶あり。毛はない。
花期

椿  12~4月
藪椿 2~4月

サザンカ群   10~12月
ハルサザンカ群 12~4月

カンツバキ群 11~3月

●立寒椿の記事

2018

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