仙人草(センニンソウ)

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●基本情報

名・由来 学名 Clematis terniflora DC.
Clematisは「巻き上げ、つる(clema)」、
ernifloraは「3つの葉の(ternifolius)」に由来
英名 Japanese Clematis / Sweet Autumn Clematis
キンポウゲ科
和名 仙人草:種(痩果)に付く銀白色の長毛が密生した様子から
別名:ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、ウマクワズ、ウシクワズ(牛食わず)、ハコボレ(歯欠)、ハグサ(歯草)などがあり、センニンソウが毒草であり、牛や馬は食べないことから。(キンポウゲ科の植物には有毒であるものが多い)
開花期・草丈 9月。白。(甘い香り/蜜蜂、熊蜂が来る)
蔓でどこまでも伸びる。地面から2階の屋根までグリーンカーテンになる。
葉/茎 葉・茎の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れると炎症を起す有毒植物
蔓の先頭部分は柔らかいが、硬くなり始めると折れやすくなり、定着すると木質化する。折れても脇芽がどんどん出る。
年性・性質 落葉蔓性木本
植え場所 日当たり、風通し。夏は半日影。
用土・植え方 土質問わず
水やり 地植え不要(クレマチス類は水を好むので、夏は週に一度は水やりとのこと)
肥料 2月に寒肥
剪定 蔓が伸び続けるため、花期になると下が枯れこんでくる。なので、先行蔓はある程度の所で摘芯して横に広げるとよい。
病害虫 ・センニンソウ類さび病―葉に黄色く盛り上がった斑、茎に黄色い芋虫のようなコブができる。大きなものは撤去するが、小さなものは木酢液300倍で死滅。葉に病痕が残る。
・キイロハバチー青虫が大量発生し一晩で花芽が消えることも。季節になったら箒等ではたき落とし集めて処理。その後ベニカS乳剤など撒く。
増やし方
薬用 根を乾燥させたもの→「和威霊仙」(威霊仙の代用)
毒性が強いので飲用しない。
花言葉 「美しい心」―十字形(聖なる形)で清楚な花姿
「あふれるばかりの善意」―覆いつくして全面白となるほど溢れるように咲く
「安全」「無事」―クレマチスが宿に植えられたことから

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2018

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