11月に枝の先にポツンとできる赤い芽は、3月になると伸び始め、葉芽と花芽に分かれます。今度は、花芽の成長を見てみましょう。
【3月上旬】「鬼の金棒」が立ち上がります。
丸いコブコブの花芽なので、私は「鬼の金棒」と呼んでいます。

「鬼の金棒」(花芽)と「龍の尻尾」(葉芽)が林立していますね。

【3月中旬】「龍の尻尾」が伸びると同時に、花茎も伸び始めます。

先端が少し開いてきました。

それを上から見るとこういう感じ。

【3月下旬】に、花柄が傘を開くように横に展開し始めます。


さらに傘が開き、

【4月上旬】に、赤い花芽が葉緑素を蓄えて徐々に変色し始め(←葉と同じですね)、緑の粒になり、

【4月下旬】に、白い蕾となります。
この奇麗な白い粒を「数珠玉」と勝手に呼んでいますが、「ジュズダマ」という植物もあるので紛らわしいですかね。

そして、【4月末】に開花します。
開花し始めた時の様子

開花当初は、まさに初々しい、かわいい赤ちゃんのような花花です。

それが、だんだんと雄蕊が伸び始めて、

雌蕊もしっかりと立って、満開となります。

【5月上旬】に、花が散ると、雌蕊と雄蕊が取り残されて下のようになります。何かの生き物のようにも見えますねw

蕾が開花していく様子をご覧ください。




そして、満開!

垣根のあちこちで咲き誇っています。



垣根は面狩りされることが多いので、レッドロビンの垣根で花を見ることは少ないかもしれませんが、こでまりのような見事な花房です。

毎年有り難う。