菌も弾けば水も弾き、体内も整えてくれる南天葉

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●南天葉の雨滴

2022年5月の雨上がり。いろんな植物の中で、南天葉の雨滴が見事だった。

雨後の南天の葉202205

実に奇麗な水玉になっている。水氣のない葉もあるので、葉の表面に水を弾く性質があるのだろう。

水玉のついた南天葉202205-2

●ナンジニン

南天葉には殺菌作用があるが、それは「ナンジニン」という成分が、熱と水分によって微量の「チアン水素」を発生させ、その作用で腐敗を抑制する―ということらしい。

お赤飯に南天葉を添えるのも、赤飯の熱と水分によってチアン水素が発生し、それで腐敗菌や食中毒菌を殺す=食中毒予防のためだったようだ。つまり、炊いた米の温度でもチアン水素が発生するということか。

ならば、陽光が当たっている葉の温度は結構上がるので、晴れればごく微量のチアン水素が発生し、水を弾いているということがあるかもしれない。

水玉のついた南天葉202205-3

●ベルベリン

また、昔はお手洗いの近くに手水用の如雨露みたいなのがぶら下げてあり、下に突き出しているでっぱりを押して水を出し手を洗っていた。

で、その桶の中に水がない時、近くに植えてある南天の葉で手を拭くよう言われたことがあり、「何故木の葉っぱで?」と思っていたが、南天葉は抗菌力のあるベルベリンを含有しているようだ。

水玉のついた南天葉202205-4

●生薬「南天葉」

かように殺菌成分を持っているお蔭か、南天って常緑で枯れないよね~。これに永遠の繁栄を見て贈り物の木になったのもむべなるかな。

それに葉をかむと乗り物酔いに効くとされているし、蜂に刺されたらそこに葉の汁を塗るとよいそうだ。

葉を乾燥させたものは「南天葉」という生薬で、鎮咳・健胃・解熱作用があるから、この木が家にあると嬉しいだろう。

まぁ、菌も弾くし、水も弾くし、体内も整えてくれる。

水玉のついた南天葉202205-5

●「sacred bamboo」「heavenly bamboo」

この美しく水を弾く様を見れば、南天が邪を弾く聖なる木という印象を持つに難くないと思った。

水玉のついた南天葉202205-6

水玉の中で太陽が輝いていますね~♪

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