「雀の帷子」と名がついた理由

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●細葉の風情

好きな雑草は多いけれど、スズメノカタビラもその一つ。これ↓

光るグリーンのスズメノカタビラ201809-1

この感じがいいんだよね~。

光るグリーンのスズメノカタビラ201809-2
光るグリーンのスズメノカタビラ20180629

●絵になる穂先

穂がついた姿も様になります。

絵になるスズメノカタビラの立ち姿20200526-1

穂先を見ると、襟元が重なった「十二単」みたいですね。

スズメノカタビラの蕾穂20200526-2

裏地のある着物を袷(あわせ)と言います。その合わせた片方を片枚(かたひら)と言いますが、やがて裏地のない単(ひとえ)の着物を「帷子(かたびら)」と言うようになりました。
帷(い、とばり)は、垂れ幕(たれぎぬ)。空間の境などに垂らして区切りにしたり、向こうを隠して見えなくしたりするもので、「夜の帷がおりる」等のように比喩的に使われたりしていますね。
子は、元から生まれた小さなものを指すので、「帷子」は、「垂れ幕(たれぎぬ)から生まれた単の衣類」という意味で使われたのでしょう。

でも、この様子を見て名付けたなら「雀の十二単」になりそうですが…

●どの段階の花穂に目をつけたのか?

花穂は、蕾期→開花期→花殻期と変化します。

スズメノカタビラ蕾20200419
スズメノカタビラの花穂20200415-3
スズメノカタビラの花穂20200415-1

花はこんな花

スズメノカタビラの花20200415-4

で、花後を見てください。

スズメノカタビラの花殻20200415-2

きれいですね~。「涼やかな単衣の襟元」という感じです。

で、名づけに当ってどの段階のどこに焦点を当てるかですが、蕾段階なら「十二単」、花殻段階なら「帷子」になりそうです。
質素なたたずまいに「十二単」は合いませんね。そこで、シンプルで美しい花柄に着目して「雀の帷子」という名がつけられたのかも。いずれにせよ、センスいいですね~♪

●固い通路にも

スズメノカタビラは、穂から種を飛ばして至る所に出現しますが、普通は生えてこない踏み固められた通路にも出てくるのが凄いところ。

固い通路に生えるスズメノカタビラ20200502

八房下野の近くに生えたスズメノカタビラは、1年後こんなになりました。

スズメノカタビラ萌出20200317
成長したスズメノカタビラ20210315

ではね~、バイバイ~

スズメノカタビラの花殻20200415-2
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