まぁ、初めて見た時は、何という存在感。
垣根の足元にゆらっと立っている様は幽霊?

何と言っても、この葉だよね~。キク科の葉なんだが、ヨレヨレして垂れさがっている。
この様がね~、おどろどろしい感じ。
これなど陰影の具合がアートで、『何世代にもわたる補修の跡が重なり合い、不均一で斑点状の表面を持つ』感じが出ていて、継ぎ接ぎだらけでくたびれた古着(襤褸)にも見えるよね~。

ところどころから綿毛もはみ出しているし。

それが、他の雑草の間から顔を出し、野に咲いている。


だから、「野襤褸菊」―ピッタリな名前ですね~。
花は筒状花だけで花弁がありません。

実に地味なんですが、ある時これが群生している場所に出くわし、Wao!美しい!と思いました。
この小さな雑草の類は、群生すると美しい景観になるものが多いですね。日本の美は集団の美のように思います。
日本の「用の美」―継ぎ接ぎアートの襤褸服は、「侘び寂び」の美意識を体現するものとして今や世界的に認められ、「BORO」というジャンルになっています。
群生すると美しい雑草のジャンルができるかもしれませんね。