●2021年5月
2021年5月下旬―あれ、紋白蝶が空中で止まってる・・蜘蛛の巣にかかっていました。蜘蛛がとりついていますね。

「じたばたをぐるぐる捲きに女郎蜘蛛」(高澤良一)
少し動かすと蜘蛛が離れましたが、蝶はピクリとも動きませんでした。

●2023年9月
また、女郎蜘蛛が巣を張っていました。この時は、うっかりと引っかかるところ

「おっとっと女郎蜘蛛の囲眼の前に」(高澤良一)
↓上部に小さい蜘蛛が写ってますね。これがオスです。
オスはメスに食べられないように、メスが捕食中を狙って交尾するようで。交尾が終わったらすぐに逃げないと一巻の終わり・・・いやはや。

メスの方が大きいこと、黄と黒の派手なだんだら模様であることから、大奥女中の最高位である「上臈(じょうろう)」から来ているとも言われているようです。それが、女郎に転化したとか。

「手も脚も腹も化粧ふて女郎蜘蛛」(高澤良一)
●2025年9月 日記
しばらく蜂を観察していた。
ジョロウグモが垣根の天辺と電柱の間の空中に網を張っている。それに何かが引っ掛かっているが、スズメバチがそれに興味深そうに何度も近寄っている。ある時、ついにその蜘蛛の巣に張り付きもがいた。あの大きな蜂が暴れればすぐに切れそうなものだが、なかなか切れない。が、やっと切れてまた飛び回っていた。
スズメバチは3匹ほどが飛んでいるが、スズメバチが姿を現すとその上空にトンボも姿を現す。
いやいや面白いね~。スズメバチ、ジョロウグモ、トンボは、夫々捕食関係にある。スズメバチの天敵はオニヤンマらしく、そのレプリカを置いておくだけで近寄ってこないようだが、試してみるかな~…。
スズメバチは木酢液の臭いを嫌がるとあったので、さっそく空のペットボトルに5,6個の穴をあけ、2㎝ほど木酢液を入れて、ハチがたむろっているあたりの垣根に吊り下げた。
●2026年8月
また美しい網を張っていました。まぁ律義に丁寧に奇麗に張ってるよね~。機織りは上手なようで。

「囲の央に押し出しのよき女郎蜘蛛」(高澤良一)ですが、数日見ていても網にかかってないよう・・・でも、中央に鎮座したまま。
「女郎蜘蛛己が囲にゐてみじろがず」(釣巻由美子)
大奥を取り仕切るには、これほど動じぬ姿勢も必要だったのでしょう。

にしても、いつまで空腹に耐えられるのか・・・しかも、台風に揺さぶられ、猛暑にジリジリと焼かれて―命運を天にゆだねているのか?
「女郎蜘蛛身しろぎもせず神の前」(横山白虹)