2020年5月 フェンス裏から見たこともない蔓が伸び始めた。

なんぞこれ?
葉の出始めの写真を見ると3枚葉で変則的な切れ込みがある。

なのでボタンヅルかと思ったが・・・ともあれ、見たことがないものは一度見届ける―というのが癖だ。花が咲けば、何という植物かわかるだろう。
時が過ぎ、2階のベランダまで登ってきた。
そして・・・9月に入ると花をつけた。


美しい!

十字の純白の花びらで、中央から長い雄しべが伸びている。

暗い影をバックに日にまばゆいばかりの花を撮ると、まるで線香花火のようだ。

一体これはなんぞ、と調べたらセンニンソウだった。十文字の細長い萼片(花弁ではないそう)の形と、その純白の色がセンニンソウだ。どこぞから種が飛んできてここに舞い降りたのだろう。

美しい花が来てくれた。




美しいけれど、茎や葉の切断面から出る汁や濡れた花粉に触れるとかぶれる毒草らしい。植えておいても大丈夫かな…と、なんと通販サイトでも売っていた。フェンス・アーチ・トレリスなどに這わせる日本のクレマチスとして人気だそうだ。だろうね。この美しさだからね。


シャワーヘッドから迸らんとする水しぶきのようにも見えますね。
冬には枯れこんだので、上部をカット。木質化した基部が1mほど残った。
さて、来年はどうなる?