いつの間に生えてた? と気づいたのが2018年5月。
大きな葉っぱで、“大葉”だよね~、と思ったものだ。

「麦秋の紫蘇べら~と唐箕さき」(飯田蛇笏)
この“べら~”という葉の感じが言い得て妙。
「雑草に交らじと紫蘇匂ひ立つ」(篠田悌二郎)感じ。
8月には小さな葉が出てきます。

「葉を小さくして青紫蘇の花用意」(大橋郁)ですね。
そして、9月末には見事な花を咲かせました。

「青紫蘇を刻めば夕餉整ひし」(星野椿)というくらい、いろんな食卓で使えますから、植えたわけではありませんが、「紫蘇一本植ゑて何かと重宝な」(坊城としあつ)です。
その紫蘇が盛観な様は、まさに
「紫蘇の花咲く一隅がわが一隅」(細見綾子)という感じ。
花もかわいい。

2022年の写真も合わせると花は次のように花殻になります




これなど仏塔のようですね。

この風情で見ると、
「紫蘇の葉の衆生に垂れし掌の如く」(邊見京子)です。
紫蘇の風味が大好きで、赤紫蘇は紫蘇ジュース、大葉は食材として有難くいただいていますが、2018年から5年間、写真はあまり撮っていません。
その間ほったらかしなのに、庭のあちこちに島を作っています。
あの若々しい大葉から始まった物語は、あちこちで子孫を作っています。
「こぼれ種継つぐを止やめざる命かな」(空茶)
この俳句は、まさに紫蘇にピッタリ。
命をつないでくれて有り難う。