「こぼれ種継つぐを止やめざる命かな」の紫蘇

いつの間に生えてた? と気づいたのが2018年5月。
大きな葉っぱで、“大葉”だよね~、と思ったものだ。

生えてきた紫蘇20180516

麦秋の紫蘇べら~と唐箕さき」(飯田蛇笏)
この“べら~”という葉の感じが言い得て妙。

雑草に交らじと紫蘇匂ひ立つ」(篠田悌二郎)感じ。

8月には小さな葉が出てきます。

花つける前の紫蘇20190831

葉を小さくして青紫蘇の花用意」(大橋郁)ですね。
そして、9月末には見事な花を咲かせました。

紫蘇の花20180928-1

青紫蘇を刻めば夕餉整ひし」(星野椿)というくらい、いろんな食卓で使えますから、植えたわけではありませんが、「紫蘇一本植ゑて何かと重宝な」(坊城としあつ)です。

その紫蘇が盛観な様は、まさに
紫蘇の花咲く一隅がわが一隅」(細見綾子)という感じ。

花もかわいい。

紫蘇の花20201013

2022年の写真も合わせると花は次のように花殻になります

紫蘇の花20180928-2
紫蘇の花20180928-1
紫蘇の花20180928-2
紫蘇の花殻20221026-2

これなど仏塔のようですね。

仏塔のような紫蘇20221026

この風情で見ると、
紫蘇の葉の衆生に垂れし掌の如く」(邊見京子)です。

紫蘇の風味が大好きで、赤紫蘇は紫蘇ジュース、大葉は食材として有難くいただいていますが、2018年から5年間、写真はあまり撮っていません。

その間ほったらかしなのに、庭のあちこちに島を作っています。
あの若々しい大葉から始まった物語は、あちこちで子孫を作っています。

こぼれ種継つぐを止やめざる命かな」(空茶)

この俳句は、まさに紫蘇にピッタリ。

命をつないでくれて有り難う。

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