小手毬(コデマリ)

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●基本情報

名・由来 学名 Spiraea cantoniensis
英名 spiraea
バラ科シモツケ属
和名 小手毬:花の集まり(花序)を、小型の手まりに見立てたもの
スズカケ(古名)
開花期・草丈 4月中旬~5月上旬
1~2.5m
葉/実 2月頃に出てきた葉芽が
3月中旬頃にはぐんぐん伸び始めて葉になり、その勢いのまま
3月末には花芽を作り、
4月中旬には花開くという一気呵成の仕上がりで開花。その後、
12月まで枝を伸ばし続ける→高温が苦手な植物の避暑地
年性・性質 落葉低木。株立ち。枝は円弧を描いて枝垂れる。
植え場所 日当たり
用土・植え方 土質問わず
水やり 不要
肥料 2月に寒肥(グリーンパイル)
剪定 円弧の山の部分から立枝が出る。これらの徒長枝をカットするよう勧めている本など多いが、建物など囲いの中や秋の斜光の中で日が当たるのはこの立枝だ。私はこの立枝を、陽光を受ける受信アンテナかつ光合成の養分を送り込む養分補給基地と見なしているのでカットしない。
長~い円弧枝の先まで花を行き渡らせるにはエネルギー補給が必要。戦闘機の航続距離を伸ばすための空中給油の吸入ノズルと同じく、円弧枝の半ばにある立枝は太陽エネルギーの吸入ノズルだ。
4月の花盛りの時期は日当たりもいいので、見栄えのために剪定する。角が生えていたような感じがなくなって、たおやかな風情になる。
病害虫 特になし
増やし方
薬用・他
花言葉 「友情」―花の集団
「努力」―細枝にたくさんの花
「優雅」「品位」―たおやかに揺れる様。茶花としての利用
「いくじなし」―花房集団で群れているから?ポンポンと手毬のようにつくたびに頭を下げるから?

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2018

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