皐月(サツキ)

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●基本情報

名・由来 学名 Rhododendron indicum
英名 Satsuki azalea
ツツジ科ツツジ属 (日本:本州・九州)原産
和名 皐月
旧暦の5月 (皐月) の頃に一斉に咲き揃うから
・皐月躑躅(5月に咲くツツジ)
・岩躑躅(岩に咲くツツジ/万葉集)
*躑躅:「躑」と「躅」は、立ち止まる・佇む→見る人が足を止めるほど美しいという意味
・漢名 杜鵑花(トケンカ)(明け方まで鳴き続けた杜鵑(ホトトギス)が喉を傷めて血を吐き、その血が花を赤く染めたという中国の古い詩に由来)
開花期・草丈 5月下旬~6月上旬
50cm~1.5m
葉が小さく(2.5㎝前後)て光沢があり、花が小ぶり(4㎝の方)で、雄しべが5本、咲く時期が5月下旬から―ならば、ツツジではなくサツキ。
年性・性質 半常緑低木(秋には赤紫色に紅葉。寒気が強いと落葉)
渓流沿いの岩の上に根を張り、増水時に水をかぶっても引っかからないよう低い姿勢で生育(渓流植物の特徴)。頂芽優勢ではなく、脇芽が強く成長するため、自然に低木の状態を維持。
植え場所 夏は午後半日蔭となる腐植質に富んだ水はけのよい場所。
鉢植え:皐月鉢(浅めで堅焼き)
用土・植え方 赤玉土:鹿沼土:ピートモス=5:3:2(酸性土壌)
水やり 地植え不要
肥料 2月に寒肥
剪定 6月中旬〜花芽をつけるので、それまでに剪定
忌み枝剪定で風通しを良くする
病害虫 乾燥するとハダニやツツジグンバイムシ
増やし方 挿し木(6-7月)
薬用・他 毎年5月に上野で「さつきフェスティバル」(「花物盆栽の王様」)
花言葉 「節約」「節制」「貞淑」ー岩場で身を低くして生育
「協力を得られる」「幸福」―岩が支えてくれる

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