セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

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●基本情報

名・由来

学名 Taraxacum officinale
英名 dandelion (「ライオンの歯」の意味←ギザギザの葉)
キク科タンポポ属

和名

西洋蒲公英 (牧野富太郎が命名)
別名 食用蒲公英(「蒲公英」はタンポポを乾燥させた漢方名)
江戸時代 鼓草(つづみぐさ)→鼓を叩く音の「タン」「ポポ」の音が語源に変化

歴史

1904年北米から札幌に(札幌農学校の米人教師が持ち込んだ説
要注意外来生物。日本の侵略的外来種ワースト100

開花期・草丈

四季咲き。黄色。
20-50cm

地面に這うように放射状に葉を広げている状態をロゼットという。ロゼット状態で根生葉を広げて越冬する植物も多いが、タンポポはずっとこの状態で縄張りを守る。

年性・性質

宿根草(どの部分の切片からも出芽)

生え場所 日当たり
増え方 在来タンポポより種が小さく遠くまで飛べる上、その地に受粉する相手が居なくてもクローンで増える(種子が単独で熟す単為生殖)。故に爆発的に増える。その後、その地の在来タンポポと交雑を繰り返すと、“混血”を繰り返す在来タンポポは雑種化し、純血種が無くなっていくという話。(…どこぞの国に似てない?)
食用・薬用 欧米では「自然の薬局」
ビタミン、鉄分、カリウムを含み、健胃、強壮、利尿、貧血、黄疸、神経症、血液の浄化に効果
整腸作用、便秘改善、母乳の出をよくする搾乳作用
リウマチや肝臓・胆嚢の不調などの体質改善
乳液は虫よけや民間療法の疣取り
たんぽぽコーヒー(根を乾燥させて炒ったもの)
タンポポワイン(花弁を原料とする)
花言葉 「愛の神託」「神託」―恋占いに用いられたから
「真心の愛」「幸せ」―真っ直ぐに茎を伸ばして上を向いて咲く
*綿毛にも花言葉がありました→「別離」

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