カラスノエンドウ(烏野豌豆)

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●基本情報

名・由来

学名 Vicia sativa 
英名 common vetch
マメ科ソラマメ属

和名

烏野豌豆
(実が熟すとカラスのように真っ黒になるから、黒い野エンドウの意/「豌豆」=大宛国(ウズベキスタン)の豆/また、スズメノエンドウより大きいから)
別名
矢筈豌豆(ヤハズエンドウ/葉の先端が矢筈状にくぼんでいるから)
ピーピー草(豆殻を笛にして遊ぶから)

開花期・草丈

3~5月。赤紫
30-100cm

葉・蔓

近くの植物に絡みついて成長するので、地植えの他の植物が日光を十分に浴びることができず、生育不全になったこともままありました。

根コブに根粒菌がいて、大気中の窒素(アミノ酸の元)を取り込むので、カラスノエンドウはやせ地でも生育できる。このカラスノエンドウを土に鋤きこむことで緑肥とする。

年性・性質

二年草(秋に芽生えて越冬する)

生え場所 日当たり
増え方 黒色のV字の豆果がはじけて種を飛ばす
食用・薬用 扁平な若い莢(さや)や若芽他、全草が食べられる(レクチンと呼ばれる毒素があるようだが、加熱で無害になる)。
胃もたれ改善、咳止め、解熱、利尿作用、消化促進、糖尿病予防、整腸作用がある。
花言葉 「小さな恋人たち」―小さな花が2つ並んだように見えるから
「喜びの訪れ」「未来の幸せ」―毒素が過熱で無害になり、薬草になるから?

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