カタバミ(片喰/酢漿草)

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●基本情報

名・由来

学名 Oxalis corniculata (オキザリス=酸っぱいというギリシャ語
英名 Yellow sorrel
カタバミ科カタバミ属

和名

片喰/酢漿草傍食
(夜間&乾燥しすぎると葉が閉じる→この時片半分が無くなったように見える)
別名 かがみぐさ、すいば、しょっぱぐさ、すずめぐさ、ねこあし

歴史

「増え方」で見る通り子孫繁栄のシンボル→十大家紋の一つ片喰紋・酢漿草紋
シュウ酸(蓚酸)を含むので酸っぱい。(蓚=スイバのこと)
仏具や鏡を磨くのに使った。(→鏡草)
孫たちが「この葉っぱで10円玉磨くと金ぴかになる」と言ってくる。(→「銭磨き」)

開花期・草丈

5~9月。濃いピンク。
30cm前後

年性・性質

宿根草

生え場所 日当たり
増え方 剣の鞘のような実が弾けて2m以上も種を飛ばすことができる→こちらに「カタバミ種飛ばし実験」の記事があります。
鱗茎から地上に葉と花柄だけを伸ばし、下からダイコン状の牽引根を出し、鱗茎と牽引根の間に木子(小球根)をびっしりと付け、木子による栄養繁殖クローンで増える
その他 酸っぱいのは虫を遠ざけるためだが、「蓼食う虫も好き好き」(タデは辛い植物)の通り、酸っぱいカタバミを好む蝶がいる→ヤマトシジミの幼虫の食草。
食用/薬用 茎と葉:酢の物、天ぷら、サラダ
生薬名「酢漿草」(サクショウソウ)―消炎、解毒、下痢止め
花言葉

「喜び」ー復活祭の時期に咲く花
「輝く心」―金属を磨く
「母の優しさ」―薬用&ハート形の葉
「あなたと共に」―3枚葉=三位一体の教え

●カタバミの記事

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