葉色が薄くなること。鉄は体内移行性が低いため、その欠乏症状は新葉に現れ、葉縁部から葉柄部へ向けて広がる。また、葉脈の緑色は残るため、葉全体は網目状に見える。



レッドロビンの一部に見られるね。砂を散らしたような赤斑が葉の縁沿いに現れている葉は、その部分の葉色が薄く、黄緑色になっている。なるほど、鉄不足で弱っている葉に斑点病菌が取りついていたわけだ。
枝をたどると、主幹から直立に分岐した枝がさらに枝分かれしているが、その直立部分が細い。あの直立からこれだけ枝分かれしているのだから、栄養もいきわたらないよね。そもそも、あの直立枝は出始めの頃に剪定しておくべき枝だったのだ…。
加えて、冬場は日が当たらなくなる場所だ。日照不足+低温で鉄の吸収が悪くなる木だ。なるほど、日照不足+低温+直立枝+その分枝という悪条件が重なって菌にやられていたわけだ。
逆に言えば、そこにきてようやく葉の縁に斑点が現れ始めたわけだから、十分強く育っているということ。実際、1/16に見た通り、近隣の現況は惨憺たる有様だからね。
2/1 「鉄力あくあ」500倍土壌散布
クロロシス改善のため、「鉄力あくあ」500倍を土壌散布した。
2/4 葉狩(1h)
下の方から斑点が出ている葉がないかを見ていく。見つかると、その前後左右にもあり、そして、上方に黒変している葉先があったりする。
ルートがわかることのメリットは、「必ず病原体となる病葉がある」という信念(執念)を持てることだ。そういう葉は葉陰に隠れていたり、こちら側から見えない側面が病変していたりして見過ごされている。
(木内鶴彦氏の彗星発見のエピソードを思い出す)
定期的に見ることが大事。
新たな黒斑を発見すると、その上部に見過ごされたままいつの間にか完全に病氣になっている葉が見つかったりする。そういう葉を剪定できた時の「やった」感は、とても味わい深い。
2/5 「鉄力あくあ」葉面&土壌散布
今日は立春。「春の氣立つ」日―ここから立夏(5/5頃)までが春だ。大陸ではここから暖かくなるらしいが、四方海の日本では三寒四温が続く。実際、2019年は2/11、2020年は3/30に雪が降ったからね~(→2/10に雪となりました)。葉の葉緑素補給、強化のために、鉄力をまいた。
2/7 「鉄力あくあ」土壌散布
2/1に土壌散布し、2/5は葉面散布した。この間、圧倒的に水不足なのがベランダ下と駐車場横だ。少し撒いてはいたが地面はカラカラだったので、そちらメインで水撒き。
柚子とロビンのクロロシス状況が確実に改善されている。柚子の葉色が戻ったし、巻き葉が減った。ロビンも、あと数回撒けば、黄緑模様の部分が完全になくなり青葉になるだろうと予測できる。鉄力すごいね。
2/9 天辺葉狩(1.5h)
明日から雨or雪とのことなので、約半月ぶりに天辺からの葉狩をした。
黒斑や葉の縁沿いに黒くなっている葉も散見された。1枚あれば近隣に数枚ある。その上方を探ると、葉先が黒く焦げたような葉や、赤焼けしている葉が見つかる。
毎日見回っている内側は健全この上ないけれど、菌が付きやすい外側は脚立を持ち出さないと見ないからね~。雨が降る前に剪定できてよかった。
2/12 鉄力・木酢300倍散布(葉の強化+殺菌)
今日も晴れ。雨&雪によって細菌が広がっているだろうから、殺菌。水10ℓに鉄力あくあ10mlと木酢液30mlを加えて、鉄力1000倍、木酢300倍の混合液とし、葉面散布した。
木酢液300倍だとセンチュウやアブラムシなどが植物に近づけなくなるだけでなく、犬や猫、ヘビ除けにもなるとのことなので、鳥も来なくなるかなぁと思っていたが、散布後間もなくヒヨドリもメジロもやってきた。そして、寒椿の花をついばんで食べていた。よかった。
私はむしろ好きな匂いだが、燻煙臭(くんえんしゅう)が山火事を連想させて害獣を遠ざけるとかで、動物忌避には原液を使うようだ。
2/18 鉄力・木酢400倍散布(葉の強化+殺菌)
今年は最高気温10℃くらいで頭打ちの日々が続く。昨年は1月下旬から15℃前後の日があって月ごとの花の開花が半月以上早いなと思っていたが、逆に今年は2月になって寒い日が続く。
納豆菌も出番がないので、当面、鉄力+木酢で行く。
レッドロビン秋の剪定時期について
とあるアパートが道路沿い一面のロビンの剪定をしていた。面的にきれいになったが、虫食いや斑点病に侵された葉がずらっと並ぶ。
ロビンは、10月に第4次新葉が伸び盛った後、11月初旬には翌春の葉芽ができるので、10月末に剪定をしておくと春の紅葉が楽しめる。
今の時期に剪定すると葉芽が刈り取られるので、木は慌てて次の葉芽を用意するが、それはしっかり楔を形成された葉芽でないばかりか、一挙に挽回しようと車枝など忌み枝をどんと出す。
結果弱い枝や混み合う葉ができるわけで、それらが軒並み斑点病にやられることは昨年を見ていて予想がつく。
虫や菌にやられた葉は光合成で養分を蓄えることができない。その機能不全の葉が長くついた後、枯れ落ちてはまた新たな葉を木が作るが、この繰り返しで木は体力を消耗していく。その内、樹勢が衰えて枯れ死にすることもある。早く手を打ってくれるといいのだが・・・
「鉄力あくあF10」について
農家の効果を見てみた。
- ・熊本県千代永様(フルーツトマト)
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葉も厚く、硬く、色も濃くなって樹が締まり、その結果としてベースグリーンの色のりの早さに繋がっていると思う。悪天候の前に、薄目(1万倍くらい)に希釈して、施用回数を多目にすることが使い方のコツ。
- ・愛知県 新美様(菊)
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「鉄力あくあF10」を1万倍前後で希釈し、鉢上げ後より10日間隔で最終まで葉面散布を行った。その結果、花輪が2割ほど大きくなり、葉の黄白化症状(クロロシス症状)もまったく出なかった。
「鉄力あぐりB10(固体)」「鉄力あくあF10」を使ったことで光合成が活発になり、葉は大きく、厚みが増し茎は太くなった結果、ボリュームのある花が咲いたのでは!猛暑で菊作りには厳しい天候でも、例年以上に良い作品の出来に大変満足だ。 - ・高知県 森本様(ユリ)
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「鉄力あくあF10」を1万倍稀釈し葉面散布したところ、散布時期の遅れがあったもののすべて回復した。
1回目と同様に1万倍稀釈液を葉面散布したところ、10日後にはすべて回復した。1回の葉面散布で「まだら症」が治った「鉄力あくあ」の効果に大変驚いている。
「鉄力あくあ」は土壌散布メインで考えていたが、葉の強化に役立つようだ。木酢殺菌と鉄による強化を組み合わせるといいかも。ただ「鉄力あくあF10」は1ℓ未満の通販がない。当面、「鉄力あくあ」1000倍の葉面散布で行くか。