「侘び寂び」の野襤褸菊(ノボロギク)

まぁ、初めて見た時は、何という存在感。
垣根の足元にゆらっと立っている様は幽霊?

ノボロギク全容20190331

何と言っても、この葉だよね~。キク科の葉なんだが、ヨレヨレして垂れさがっている。
この様がね~、おどろどろしい感じ。

これなど陰影の具合がアートで、『何世代にもわたる補修の跡が重なり合い、不均一で斑点状の表面を持つ』感じが出ていて、継ぎ接ぎだらけでくたびれた古着(襤褸)にも見えるよね~。

襤褸服のようなノボロギク20190416-1

ところどころから綿毛もはみ出しているし。

冠毛が出てきたノボロギク20190422

それが、他の雑草の間から顔を出し、野に咲いている。

ハーブの間からノボロギク20190416-2
ヒメオドリコソウとノボロギク20190417

だから、「野襤褸菊」―ピッタリな名前ですね~。

花は筒状花だけで花弁がありません。

ノボロギクの頭状花20190423

実に地味なんですが、ある時これが群生している場所に出くわし、Wao!美しい!と思いました。
この小さな雑草の類は、群生すると美しい景観になるものが多いですね。日本の美は集団の美のように思います。

日本の「用の美」―継ぎ接ぎアートの襤褸服は、「侘び寂び」の美意識を体現するものとして今や世界的に認められ、「BORO」というジャンルになっています。

群生すると美しい雑草のジャンルができるかもしれませんね。

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