おや、トトロの森に昼寝子(猫)たちもいますね~。

いつの間に来たんでしょう。
もしかして、メイちゃんたちと一緒に、こっそりトラックに隠れてきたのかな~?
引っ越しの際、「犬は人に付き、猫は家に付く」と言うくらいで、縄張りをもった猫はその地域を離れようとしないんだけどね~。
小さい頃手の平に乗る可愛い三毛猫が我が家にやってきてルミと名付けた。
寝る時に、布団の首周りから入ってきて、ズーッと奥に行き、私の足首の上でとぐろを巻いて寝ていた。息ができるのかと心配だったが、ともあれ湯たんぽ要らずだった。
成長してきたある日、ルミが何かを咥えてノソノソと私の下へやってきた。
近くまで来ると、ひょいと咥えていたものを放り出して見せた。
その灰色のものは、畳の上に
ボテッ!
と落ちた。
ルミは、顎をしゃくって、
「見てよ」
とこちらをじっと見上げた目で言っている。
なんと!
ネズミだった!!
「おー、よくやったな~!」
面食らいながらも、思わずそう言った。
すると、
再びおもむろに咥えて、
ゆったりと出て行った。
誇らしげ・・・
「猫も褒めてもらいたいんだ…」
私は、なんだかボーゼンとルミの後ろ姿を見送りながら、
そう、思ったことでした。

小4の時、同じ町内で転居したとき、ルミは来なかった。
生後間もなくからの飼い猫が、野良に混じって大丈夫だろうか…
風の便りが来た
「ルミらしき猫がスピッツを追いかけていた」
まぁ・・・一安心(^^;)
1年ほど経った、ある夕方のこと―
庭に、大きな三毛猫が来た
ルミだった!
一体どうやってここがわかったのか?
体つきも大きくがっしりとし、ふてぶてしい面構えになっていた。
野良猫のボスのような風情である。
が、呼ぶと以前のようになついて来た。
随分とどっしりとして重たくなった。
しばらく抱っこし、そして、おろそうとしゃがんで仰向けにしたときだった。
(まさに、ベンチの上で寝ているニャンコたちの格好!)
シャーッ・・・
勢いよくおしっこが飛び出した。
その噴水は、きれいな弧を描いて長々と続いた。
私もルミも、黙ってじっとそれを見つめていた。
終わって、おもむろにおろすと
また夜の中にゆったりと消えていった。
それ以降、
ルミの姿を見る事はなかった。
間もなく、
私たちは転勤でその地を離れた。
もしかすると、
最後のお別れを言いに来たのかもしれない…
あの時と同じ格好で、花に抱かれて寝ている猫たち。
その夢は、最後に人に抱かれた夢か・・・
