河原撫子

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●基本情報

名・由来 学名 Dianthus superbus var.longicalycinus
ギリシャ神話の神 Dios(ゼウス) + anthos(花)が語源
英名 Pink (花色+切り刻むという動詞(←花弁から))
ナデシコ科ナデシコ属
和名 河原撫子 河原に生える撫でるほど可愛い花(親から子への愛情の象徴)
別名 大和撫子
(日当たりのよい草原や河原に生えるごくありふれた野草だったが、中国から輸入したものを唐撫子と呼んだ際に、それとの区別のため“大和”の名を冠したそう。
開花期・草丈 7~10月。白、ピンク。
30 – 80㎝
年性・性質 常緑、耐寒。多年草。高温多湿に弱い。
たくさんの花を咲かせ種で繁殖するタイプの宿根草なので、寿命は短い。3年くらいで枯れるそう。
植え場所 乾燥気味な環境を好む。傾斜地、石垣の上など乾きやすい所もOK。1年を通じて日当たり&風通しのよい所。
鉢植えなら、夏は半日影。
用土・植え方 赤玉土:腐葉土=7:3。
酸性にやや弱いので、苦土石灰を混ぜて酸度を中和しておく。
水やり 土の表面が乾燥して白っぽくなってから1~2日後にたっぷりと水を与える
肥料 開花中は追肥をした方が花付きが良くなるそう。
剪定・他 花芽ができ始めたら摘心をすることで丈を低くし、脇芽を殖やして花数を増やす。
花が終わったら地際から10㎝~半分に切り戻し、風通しを良くする。
病害虫 蒸れると病気が発生しやすくなるので、風通しを良くする
増やし方 挿し芽と株分けで増やす。
・挿し芽:適期は4~6月、9~10月。花芽が付いていない茎を10cmくらいの長さに切り、2時間ほど水差し後、赤玉土(小粒)などに挿す。根が出るまでは明るい日陰。
・株分け:一株2~3芽で切り分け。暫く日陰で管理。
・種を採取する場合:花後に付け根の子房が膨らみ、子房が茶色く変色したら弾け始めるので、袋を被せて種を採取。
薬効 瞿麦(くばく):全草
瞿麦子:種子を乾燥させたもの。消炎・利尿。
歴史 平安時代に中国から石竹(セキチク:葉が竹に似ていることから)が入ってきて、「唐撫子」と呼ばれた。
五寸石竹のうち四季咲き性のものを改良したのが常夏撫子。
五寸石竹と河原撫子との交配で出来たのが伊勢撫子。
源氏物語、枕草子、万葉集に登場。大伴家持が多く詠んでいる。
「秋の七草」の一つ
絶滅危惧 里山の減少、開発の影響から、絶滅危惧種に指定している都道府県がいくつかある。
花言葉 「大胆」―西洋のナデシコ(ダイアンサス)が持つ派手な赤色や、緑の草原の中で凛と咲く姿
「可憐」「純愛」―繊細で清楚な花姿、飾らない純粋な愛情や凛とした精神
「貞節」―厳しい環境に耐える強い生命力
「思慕」―愛する人への想いを託す花(万葉集から)

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