レッドロビンが「ごま色斑点病」に見舞われた2020年当時、ネットで調べると、「病葉を摘み取り、落ち葉は取り除き、薬剤散布すること」―それ以外のことは書いてありませんでした。
加えて、完治は難しいという記事、枯らしてしまった記事、樹種転換する記事・・・
ともあれ、病葉取りを急がねばと日々黙々と摘むうち、垣根はスカスカに。これほど壊滅的だったとは、と衝撃を受けました。近隣を見て歩くと、どこもかしこもやられていました。
(気づかない間に静かに深く侵略されていて、改めて実態を見て衝撃を受ける―現在の日本そのままですね)
通り沿いの広い面積の垣根が病葉だらけになっているのを見た時、これは見る人の氣も落ち、地域の波動も下げるなぁと実感。病に侵された垣根はエネルギーを奪い、美しい垣根は生きるエネルギーを与えてくれます。
垣根は、
自宅にとっては目隠し、
庭の花々にとっては守り神であり、互いに引き立てあう修景ですが、
地域にとっても、その地域のエネルギーを上げる修景なんだと実感。
きちんとメンテしなければと痛感しました。

そして、2021年1月から試行錯誤しつつ取り組み、同年夏には快復、冬も光沢ある葉を保ち、翌2022年3月には健全そのものの赤い新葉を楽しみました。
その後は、薬剤を用いることなく木酢液300倍+ニームだけで健康を維持できていますので、樹木や草花の感染病に悩まれている方の参考になれば幸いです。(11/12-15、12/3-5、17-23と掲載します)
●レッドロビンの治療(2021)
- 1月:剪定・リキダス・トップジン
- 2月:土壌改良第1ラウンド
- 2月:ガーデンマスター GT-10Vで薬剤散布
- 3月:病葉取り+バチルス菌で防衛
- 4月:学び1―「忌み枝」剪定、蔓植物誘引
- 4月:学び2―「虐待剪定」
- 4月:学び3―目から鱗の「ごま色斑点病」菌の侵攻方法
- 4月:農薬散布第2ラウンド
- 4月:土壌改良第2ラウンド→「納豆菌の力」「ニームエース」
- 5月:第2次新葉殺菌、シジュウカラ来訪
- 6月:第2次葉摘み、第3次芽摘み
- 7月:第3次新葉「バットグアノ」「EM・3S」
- 8月:第3次新葉健全、冷夏多雨被害
- 10-12月:第4次新葉の強化、樹勢の違い
●レッドロビンの強化(2022)
1月上 寒肥、自作土+納豆菌、斑点病菌の生育適温
1月下 葉狩、木酢殺菌、メジロとヒヨドリ
2月上 「鉄力あくあ」でクロロシス改善
2月下 土壌改良と菌防衛
3月 忌み枝剪定と第1次新葉の菌防衛
4月上 命のビッグバンと春の落葉
4月下 忌み枝の剪定
5月 レッドロビンの合理性と美しい枯葉
6月 厚み減らし剪定